2012年4月17日火曜日

創立5周年を迎えて

ご挨拶

 お陰様で弊社は今年で創立5周年を迎えました。これも一重にいつもご贔屓にしていただいているお客様のお陰と日々感謝しております。弊社は当初より『翻訳しない翻訳会社』、『翻訳会社ではない翻訳会社』として日々精進してまいりました。

 『翻訳会社』と聞いて皆様はどの様な印象を持たれますか?
 翻訳会社はどこも『高品質』『低価格』と謳っているが、品質は安定していないし、それを考えると低価格でもない。
 そもそも何をもって品質と言っているのか分からない。原文と対比して一語一句対応していれば良いのか?

 岩井特許翻訳事務所は『特許事務所と同じ感覚』でご利用ください。勿論、代理人にはなれませんが、社内構造はほぼ特許事務所と同じ構造で動いています。ですから特許事務所と同等以上の品質が出せるのです。

 岩井特許翻訳事務所は、
 外注翻訳者を極力排除して品質の安定に努めています。手間も時間も掛かりますが、敢えて社内翻訳者を一から育成しています。
 社員全員が特許関連データベースに熟達しています。特許調査もできる能力を持っています。つまり、クレーム解析も可能です。
 社員全員が特許翻訳図面を作成できます。つまり、図面にも注意が働きます。
 社員全員に知財検定を受けさせています。つまり、特許出願処理の流れをきちんと把握しています。また、国内外特許出願のセミナーにも積極的に参加させています。
 会社をむやみに大きくしません。社長がすべての案件を管理するためです。クレームおよび図面を全数チェックし、大きな方向のずれは見逃しません。勿論、中間管理職の育成にも余念がありませんので、会社システムとして万全な品質管理体制を構築しています。
 お客様からクレームを含む原文明細書の書き替えとなるレベルの修正しながらの翻訳まで任せていただいています(翻訳の範囲を超えた修正もします)。
 お客様から指定された納期ぎりぎりでの納品は極力しません。社内では1日以上早めの納品を心掛けさせています。
 翻訳担当者が納品まで担当します。実際に翻訳した人間の顔が見えるので安心です。

 このように、岩井特許翻訳事務所は、他の翻訳会社のとは対極の位置にあります。大手の翻訳会社も含めて、ここまでの範囲の業務を請け負える、同様の考え方をもった翻訳会社は殆ど存在しないと思います。

 では、なぜここまでのことができるのでしょうか?

 岩井特許翻訳事務所の代表である私は、
 国立群馬工業高等専門学校と米国ヴァージニア軍事大学の両学にてそれぞれ機械工学の学位を取得していますので、日本語・英語の両方で機械工学を理解できます。
 国内大手機械メーカにて自動車関連部品(軸受)の品質保証業務(工程設計)および設計関連業務(開発試作)を担当しましたので、メーカ実務経験もあります。
 大阪の河野特許事務所にて約5年間、所長である河野登夫先生に師事し、徹底的に明細書作成を仕込まれました。また入所1年後より外国出願も担当させていただきましたので、他の所員よりも早い段階で外国出願実務に触れました。この5年間で作成した国内明細書は500件を超えます。
 その後、神戸の有古特許事務所では自由にやらせていただきました。河野先生の事務所は横割りシステムでしたが、有古は縦割りシステムでしたので、一人で調査、出願、図面作成、中間処理、翻訳、審判、海外代理人とのトラブル処理まで、じつに様々な業務をやらせていただきました。有古では約6年間の実務を経験し、特に、自分で担当した国内案件はほぼすべて、外国出願の際には自分で翻訳してきました。米国へのパリルート出願が多かったのですが、直接出願も客先に提案させていただき、基礎出願なしに一から英文明細書を作成したことも数件あります。この段階で、国内明細書作成件数は1,000件を軽く超えていました。明細書作成には定評があり、複雑な案件も分かり易いと評判でした。勿論、そのお陰で高い特許率を維持できました。
 国内弁理士の勉強はそこそこでしたが、後に米国パテントエージェント資格に興味を持ち、1年以上の独学をしながら、米国特許弁護士事務所での駐在を経験させていただきました。駐在中は、派遣先の米国特許弁護士と一緒に仕事をするなど、研修ではなく実務に多く触れさせていただきました。

 以上のような経験があるからこそ、岩井特許翻訳事務所は、特許事務所と同じようなレベルで仕事ができるのです。弊社では、国内外の弁理士、特許弁護士とも密接な繋がりを持っておりますので、翻訳だけでなく様々なご要望にお応えできます。

 是非一度、この機会に本物の特許翻訳に触れてみませんか?

平成24年4月吉日
株式会社岩井特許翻訳事務所
代表取締役 岩井 謙二

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